スピネル/Spinel

スピネル/Spinel

宝石名 スピネル


 

基本データ

項目 内容
鉱物名 スピネル
英名 Spinel
化学組成 MgAl₂O₄
結晶系 等軸晶系
モース硬度 8
比重 3.61〜3.67
屈折率 1.718
複屈折率 なし(単屈折)
光学性 光学的に等方性(単屈折)
光沢 ガラス光沢
劇開 なし
多色性 なし
主な産地 ミャンマー、スリランカ、アフガニスタン、ベトナム、マダガスカル
一般的な処理 通常なし
誕生石 8月

 

特徴

スピネルは、マグネシウムとアルミニウムの酸化物で、等軸晶系の単屈折鉱物です。
長い歴史の中でルビーと混同されてきた宝石で、イギリス王室の「黒太子のルビー」やロシアの「ティムールルビー」など、世界的に有名な「ルビー」の多くが実はスピネルであったことが判明しています。
赤からピンク、藍、紫、オレンジ、無色まで多岐にわたります。

イギリス王室の王冠に輝く「黒太子のルビー」——実はスピネルだった。(ロンドン塔所蔵)

 

色彩と印象

スピネルの赤もルビーと同じくクロムによる発色です。
しかし結晶構造の違いが、その印象を大きく変えます。
コランダム(ルビー)ではクロムの蛍光が強く出やすく、光の中で燃えるように主張する赤。スピネル構造ではその蛍光が抑えられ、内側に静かに沈み込むような深い赤。
ピンクは軽やかで、藍は冷静で深い内面を持つ色。
スピネルの色は、自分を証明する必要のない静かな存在感と、内側に確かな熱を持つ人の姿に似ています。

 

考察

レッドスピネルは長い間、ルビーと呼ばれてきた石です。
「実はスピネルだった」と判明した時、それは「偽物」と呼ばれるべきでしょうか。
私はそう思いません。
スピネルは、ルビーと同じ場所で、同じ光を浴びていた。それでもスピネルはスピネルであり続けた。
他の何かと比べられ、その名前を奪われても、その石の本質は変わらない。
「自分は自分である」ということを、その存在自体で示し続ける石。
評価やレッテルに左右されず、自分の内側に確かな軸を持つ人のもとに引き寄せられる石だと感じています。
そしてこの石のエネルギーはどこまでもまっすぐ突き進む光のよう。
スピーディーに現実を動かしたい人にはお勧めの石です。

 

お見立てで現れる人物像

  • 自分を証明する必要のない静かな内面の強さを持ちたい方
  • 評価やレッテルに左右されず自分の軸を持ちたい方
  • 静かな存在感の中に深い熱を持つ方
  • 本質を見抜く目を持ちたい方
  • スピーディーに現実を動かしたい方
  • 変化の流れに乗りながら自分らしさを失わないために
← 宝石図鑑インデックスに戻る
ブログに戻る