エメラルド/Emerald

エメラルド/Emerald

宝石名 エメラルド


 

基本データ

項目 内容
鉱物名 ベリル
英名 Emerald
化学組成 Be₃Al₂Si₆O₁₈(ベリリウム・アルミニウム珪酸塩)
結晶系 六方晶系
モース硬度 7.5
比重 2.65〜2.8
屈折率 1.57〜1.60
複屈折率 0.006〜0.008
光学性 一軸性負号
光沢 ガラス光沢
劈開 非常に不明瞭(底面)
光学効果
多色性 二色性 青緑色・黄緑色
主な産地 コロンビア、ロシア、インド、ジンバブエ、ブラジル、ザンビア、アフガニスタン
一般的な処理 充填、オイル
誕生石 5月

 

特徴

ベリルの変種で、クロムによる発色で鮮やかな緑色の石。
エメラルドは最大の特徴としてこの緑色があります。
インクルージョンが多い石で、それ自体がもはや当たり前なので他の石のようにそれにより価値が下がることがあまりない石でもあります。
インクルージョン自体を愛でるコレクターも多く、ジャルダンと呼ばれる庭に見立てたそれは、ロマンがあるなと思うのです。
同じベリルの仲間にアクアマリン、モルガナイト、ヘリオドールなどがあります。

 

色彩と印象

緑のエメラルド。成長や再生、復活、命、癒し。
健やかに伸びゆく植物のように私たちの呼吸をちょっと深くしてくれます。
緑の石はさまざまありますが、エメラルドは群を抜いて「緑」です。
クレオパトラが愛し、粉にして化粧品にしたとか、自分のためのエメラルド鉱山を持っていたとか、この石には逸話がたくさんあります。

16世紀、スペインの征服者たちが南米を侵略した際、インカ帝国が莫大なエメラルドを所有していることを発見しました。インカの人々はエメラルドを神聖な石として崇拝していましたが、スペイン人はその価値を知らず、硬度テストとして石で叩いて割ってしまったという逸話が残っています。

インドのムガル皇帝たちもエメラルドを愛好し、コーランの一節を彫り込んだ「タリスマン(護符)エメラルド」が現存しています。

この写真は約1695年の巨大な彫刻エメラルドで、祈りが刻まれた護符(タリスマン)として使われた代表例です。(イスラム美術館所蔵)

 

考察

エメラルドは古代から人とともにありました。
この色に、この緑に、人々は惹かれ続けてきたのでしょう。
この石に人は愛や再生、癒しなど様々な言葉を紡ぎますが、私は「貢献」という言葉を使いたいのです。
その人がその人らしく生きること。
ただひたすらにそこに向き合い続ける生き方は、いつか誰かへの貢献になる、ということです。
そしてそれはルビーの「欲望」とは対極的で、ルビーが「私・内側からの熱」ならエメラルドは「社会・公の中での私」だと思うのです。
エゴがない人間なんていませんが、エメラルド的な生き方というのはエゴが社会と共存する、そして貢献に繋がっていく。そんな道筋を照らしてくれる石なのです。

 

お見立てで現れる人物像

  • 自分らしく生きることで誰かの役に立ちたい方
  • 社会やコミュニティの中で自分の役割を見つけたい方
  • 成長や再生を感じたい方
  • エゴと利他をバランスよく共存させたい方
  • 自分の存在が誰かの役に立っていることを実感したい方
  • 癒しや心の余裕を取り戻したい方
  • 愛を体現していきたいと願う方
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